新日本アグリコラ会「加古川アグリコラ」

参加者(どなたでも)募集中。アグリコラ専門ボードゲーム会。兵庫県加古川市

妨害について

妨害の具体例


妨害についてですが、具体例をあげますと、


①かまどや調理場を持っていない人が、貯まっている羊アクションスペースを踏んで羊を散らすこと。


②収穫前のラウンドで飯が足りている人が、どうみても日雇いにいかなければ物乞いカードを取ることになる人を前にして日雇いに行き、その人を物乞いに追い込むこと。日雇いに限らず漁や小劇場もしかりです。


③パン焼きで収穫をしのごうとしている方を対象に、その人が行くであろうタイミングで小麦や種パンを埋める。



他にも色々ありますが、食料のみならず終盤木1本で柵を埋めたり、まぁ色々あると思います。

長期的な効果を期待しての妨害


この妨害については、その試合だけでみれば、妨害する人も貴重な1手を失うわけで、 結果的には妨害が関係しなかった人が漁夫の利を得ることになりますので、いい方法とは言えません。


そのため、どこか遠方のアグリコラ会に遠征した時とか、二度と対戦する機会はないであろう所でアグリコラをするぶんには、妨害をする1手で自分の手を伸ばした方がいいということは、いうまでもありません。


しかし、同じ方とこれからも何度も対戦する場合は、長い期間でみた場合、妨害も時には必要なのではないか、との見方を個人的にはしております。


と言いますのは、もちろんその1戦1戦でみれば、第三者が漁夫の利を得ることには間違いありません。自分の貴重な一手が無駄になるということも間違いありません。したがって、妨害することは不利になるでしょう。


しかし、妨害の真の効果というのはそうした目先のことではなく、これから先、長期にわたって他の選手に妨害を警戒していただくことにあるのです。


木6があるのに泣く泣く初手日雇いに行かせるのです。羊も一気に取らせるのではなく少しずつ取らせるのです。


どういうことかと言いますと、例えば4ラウンドで自分は2飯しかない場合、漁も小劇場も1飯しかなく、日雇いにいかなければ飢えるという状況だったとします。


他の選手は全員飯が4以上あって、飯は足りていると。だからまぁわざわざ日雇いに行くことはないだろうということで、悠々と初手木材6にいってから2手目に日雇いに行くとします。誰にも取られないだろうという楽観的観測のもとに、この選手は非常に得をすることになります。


ところが、本来は、日雇いといったようなアクションは、資材や条件が足りていないと絶対に行けない増築や増員とは違って、誰でもいつでもいけるアクションスペースです。 だから飯が足りていない場合は、①埋められて物乞いを覚悟の上でリスクを取って初手木6に行くか、②埋められることを警戒して初手から日雇いに行くか、のどちらかになります。


①②どちらの戦略を取るかは個人の自由です。ただ、①の戦略を取る場合はやられる覚悟が必要です。しかし、不問律のように飯が足りていれば妨害目的で日雇いには行かないということであれば、その選手は悠々と①の戦略が取れます。そうなると①の戦略は非常に強くなってしまいます。



一方、そうした不問律がなく、みんな飯が足りていても妨害目的で日雇いに行かれるかもしれないと思うと、木材6を目の前にして初手から日雇いに行かざるを得ません。もしくはやられる覚悟で木6に行くかです。しかしこの場合は私がいた場合、本当にやられると思っていただいて差し支えありません。


こういった警戒心を常に抱き続けていただいて、長期にわたって思い切った手を打てなくすることが妨害の真の狙いなのです。


ジンギスカン戦法もまさにそうです。自分以外誰もかまどと調理場を持っている人がいなければ、羊が貯まってから取れます。それも2手目でいいわけです。


ところが、いつ散らされるかわからないとなれば、羊が沢山貯まるまでは怖くて待てなくなるのです。羊2でいくか、羊2のタイミングでスタプレを取るか、ということになってくるかもしれません。これが狙いなのです。妨害を警戒して細かく取りに行くか、もしくは散らされるのを覚悟で貯めるかです。この場合、私がいた場合、本当に散らされると考えていただいて差し支えありません。

戦意喪失狙う


競技である以上、早い段階から相手の戦意喪失を狙っていくことは常套手段です。アッと驚くような妨害は、まさに奇襲攻撃であり、心理的な効果は抜群です。

急所を狙う


アグリコラでは食料基盤が急所です。急所をつくのは、戦いにおいて弱者が強者に勝つ為に必須の戦略です。もはやそこまでしなければ勝てないほど、皆さんはお強くなられました。妨害されるのは強者の証なのです。弱い人はノーマークになるからです。


野球でも強打者ほど死球が多いです。内角高めの胸元をえぐられるからです。


強打者を討ち取るには外角低めを投げることです。そこは長打になりにくいからです。
しかし、内角の球がこないとわかっていれば、外角低めの球を狙い撃ちされます。だから、内角にも投げないといけないのです。


アグリコラもそうで、強い人ほど、死球が増えると思ってください。


妨害は牽制球でタッチアウトと同じ

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野球で例えるなら、アグリコラの妨害は牽制球です。野球で牽制球がこないとわかっていれば、ランナーは物凄いリードを取って、やすやすと盗塁を決めます。ひどい場合は投手が投げる前からすでに2塁に着いているかもしれません。牽制球がないことがわかりきっていれば。


しかし、普通は、いつ牽制球が飛んでくるかわからないから、すぐに帰塁できる程度のリードしか取ることができないのです。


アグリコラもそれと同じです。


妨害はされると気分が悪いものです。私もかなりやられましたので気分はわかります。かなり気分悪いです。しかしこれは牽制球でタッチアウトになるようなものなのです。リードを大きく取りすぎたから牽制球でアウトになったのです。


そのへんは、多少点数は落ちるけれども妨害されにくい手堅いプレイングをするのか、妨害される危険性を背負ってでも高得点を目指すのか、といった部分だと思うのです。


これは、どちらがいい悪いはありません。ただ、ここで妨害が不問律のように誰もしなければ、みんなが後者のプレイングをすることになってしまいます。安心して初手で木6を取って2手目で日雇いに行けるのです。そうなると高得点は取りやすくなると思います。


そうした不問律はやめたほうがいいのではないかと私は思います。なぜならそれは野球で言えば牽制球を禁止にするようなものだからです。


本当に必要な不問律は、一つ目は、もはや大差がついたと思われる相手の妨害をすることです。ふたつめは、初心者の方や経験者であっても初参加の方に対しての妨害です。軽くちょろっと妨害するぐらいはいいでしょうけれども、きつい妨害はやめた方がいいです。

いかなる時に妨害するか


私自身、毎回妨害するとは限っていません。


妨害の対象、たとえば羊3や、日雇いに対して、どんなアクションスペースがあるかによります。
まず、増築増員や自分の飯が足りていない場合は、妨害よりもそれらをはるかに優勢します。


木6や、どうしても出したい職業がある時なども妨害よりも優先するでしょう。


しかし、羊3に対していいアクションが木3ぐらいであれば羊を散らす方を取ると思います。


木6があったり、増員や増築ができる状態でそれらのアクションがあいていたり、どうしても出したい職業があったり、日雇いに行かなければ飢えるような場合であれば、妨害はしません。


でも木3だったら、私の場合は日雇いを埋めたり羊3を散らす方を取ります。この辺の基準は人それぞれ違うと思います。絶対に妨害しない人もいると思います。そのへんは自由です。

煽るということについて


妨害するにあたり、煽るというのでしょうかね、「日雇い行かなかったら私がいくよ」といった感じで妨害することを示唆するということと思うのですが、これは野球でいえばゆるい牽制球、もしくは牽制球をするふりですね。


言われた方は、「それはまずいな」ということで日雇いに行くことになるかと思うのですが、これはゆるい牽制球であって、絶対タッチアウトにはできないですね。大きくリードさせないという目的は果たせますが。


自分は牽制球でタッチアウトを狙いにいきます。