平成24年11月24日(土) 18:00〜22:00 勤労会館
今回からミクシィの新しい方でたろうさんとひずみさん。
さて、今回は本格ボードゲーム、モノポリーをしました。たろうさん、ひずみさん、チェシャ猫さんはモノポリーは初めてということで、いきなり我々経験者3人を相手にするという非常に不利な戦いでした。
下馬評では私とモルダーさんの潰しあい、漁夫の利を得るあっしさんが一番有利、その中で初めての方はほとんど交渉もできずに終わるのではないだろうかと予想しておりました。
色々とインターネットで調べた限りでは、初心者の方は交渉を警戒してなかなか成立させようとしないとなっていたからです。
1番手 そるじゃー
2番手 たろう
3番手 あっし
4番手 ひずみ
5番手 モルダー
6番手 チェシャ猫
戦いの火ぶたは切って落とされた。経験者としての名誉と威信をかけて、初めての方には絶対に負けるわけにはいかない一戦だった。それは、おそらくモルダーさんやあっしさんも同じだったのではないだろうか。
私は最も有利な1番手をとることができた。チェシャ猫さんは初めてながら6番手という一番不利な番手だった。これは気の毒だった。
6人戦で人数が多いため物件が複雑に分散され、ある程度物件が出揃うまでは交渉するにできない状態が続いた。私はナスビ1枚を持っており、ようやくナスビの2枚目が出て購入したひずみさんから350ドルで買った。もちろんいきなりホテルを2件建てた。相場が400ドルぐらいで、最序盤であることも考えると、安く買えたと思った。
ひずみさんはその前の練習試合の段階から甘めの交渉が続いていたが、この交渉でついに気づいたのか、なんと覚醒して、以降は素晴らしい交渉を展開するに至った。
最序盤だったこともあり、ナスビには3人はまりこんでくれた。
このあたりからチェシャ猫さんが交渉を活発化させる。たろうさんやあっしさんと複雑な変則トレードを自由自在にまとめ上げ、1枚も物件を持っていない最下位の立場から一転、水色を独占すると瞬く間にホテルにしてトップに躍り出た。これはもう見事としか言いようがない。
たろうさんもここから動き、ライトパープルを独占。家を数件ずつ建て始める。ひずみさんはグリーンを経営。家はまだまだ少ない。やがてたろうさんも資金を得てホテルを建て、チェシャ猫さんを抜いてトップに躍り出た。
初めての方3人の交渉は、まるで初めてとは思えない、非常に活発なものだった。ツーぺー同士でならさすがに初めての方でも交渉するだろうとは思っていたが、まさか水色など3枚ともばらけて、他に何の交渉材料もない中で初めての方だけでまとめていくというのは、ちょっと考えられないことだった。ばらけた状態のまま終戦を迎えてもおかしくはないことだ。
この調子でいけば、おそらくチェシャ猫さんかたろうさんが勝っていた可能性が高いだろう。
しかし、例の事件、というよりは一応は私の真骨頂のつもりだが、オレンジの3枚目をついに私が獲得。ここでオレンジをすでに2件持っているあっしさんと交渉。私のナスビ2件とレッド1件をあっしさんにあげるかわりに、オレンジを2枚もらった。
まぁ、破格である。オレンジは最強のカラーグループであることはあっしさんもよく知っているはずだった。
一応は、あっしさんがナスビにホテルを建て、他の人とレッドとイエローのツーペーで交換して、あっしさんは2個カラーグループを独占できる可能性を秘めた交換だった。
が、しかし、あっしさんはホテルを建てお金がなかったことがその後判明した。しかもイエローやレッドの独占に至る交渉は難易度の高いようすで、というより当然だが譲ってくれそうになく、ほぼ無理なようで、あっしさんいわくチョンボとのことであり、ここにあっしさんの戦略は事実上終了した。
私は一気に家を3件建てた。そこにたろうさんがはまりこんだ。その為、たろうさんもせっかく建てたライトパープルのホテルを、誰も一発も踏むこともなく全部手放さざるを得なくなった。たろうさんにとって痛恨の一撃だった。ただ、その時の交渉で鉄道1枚をオークション形式で第三者に高値で売ることができたのは見事なおてまえである。
ライトパープルが潰れたことにより、脅威はチェシャ猫さんの水色ホテルだけとなった。あとはグリーンに家が数件ある程度。私とてそれを踏むと厳しいものとなりかねなかったが、それでもこちらはオレンジである。ここで勝利を確信した。
事実、その後モルダーさんがオレンジにはまりこみ、瀕死の重傷を負う。
ところが、ひずみさんが息の根も絶え絶えのたろうさんをグリーンでまずは撃破。続いてモルダーさんをグリーンで撃破。両者ともに破産させた。
その後みんな刑務所に行く展開でこう着状態のまま、制限時間の90分がたち、試合終了となった。
私は、けっこうな資産を築いたような感覚はあった。しかし、物件はオレンジしかなかった。いわゆる裸経営である。
一方ひずみさんは、いつの間にか大量の物件を保有していた。資産を計算してみると、
私は3297ドルで、ひずみさんはなんと5184ドル。というわけでなんと、勝利はひずみさんに決まった。
ひずみさん、おめでとうございます。
モノポリーは初めてで、しかもグリーンのみの経営で勝ったというのは、これは驚くべき快挙である。私はと言うとオレンジのホテルである。またひずみさんは鉄道が揃っていたなど、他の有力な資金源があったわけでもない。
人数が多いとグリーンでもそれだけやりやすくはなるのかもしれない。競売で安く買うことも可能だし、攻撃力は3件で1100と非常に高いし、止まる確率もダークブルーよりもよっぽど高い。とはいえ、建設費が200ドルもするので、他と比べると一番お金のかかる難しいカラーグループであるのは確かである。
4鉄かボケナスとの抱き合わせでなければなかなか家を建てることができないはずだが、ひずみさんは6件家を建てた。6件の建設費は1200ドルもかかるのである。単にGOを通るだけでは間に合わないはず。その資金源は、ひとえに物件の現金での売却ではなかっただろうか。
交渉成立の回数はひずみさんとチェシャ猫さんが群を抜いて多かったように思う。ひずみさんは確かに初期の段階で多めに物件を買うことはできてきたようには思うが、やはり交渉成立の多さではないだろうか。たしかにグリーンは今回はみんなよく止まった。一方チェシャ猫さんの水色には私が一回止まっただけだった。もし水色にあと二人でもはまりこんでいれば、レッドへの切り替えも可能だっただろう。
初めてとは思えないほど巧みな交渉と全体を見通す戦略があったので、慣れてくれば末恐ろしいというか、モノポリーの大会に出ても全国大会まで勝ちぬくかもしれない。
たろうさんは気の毒だった。あっしさんの「チョンボ」のあおりをモロに受け、ライトパープルにホテルを建ててまだ誰も踏む前にオレンジにはまりこんでしまった。結果的にも破産で、モノポリーの面白さを体験する前に終わってしまったので気の毒なこととなった。
ただ、今回は単に運が悪かっただけなので、あのままいけばチェシャ猫さんとひずみさんの三つ巴になっていただろう。やはり初参加なので交渉は対人的にやや遠慮気味?のような感じだったが、慣れてくるともっと図々しくいけると思うし、そうなると全然勝てるはず。
モノポリーはインターネットでも戦略がたくさん出ているし、今回実戦をやってみてみなさん流れは掴めたと思うので、流れがわかれば戦略理論を読んでもそれだけ理解が進むかとは思うので、次回には各自研究が進んでくると思うので、もしそうなったら次回はこれはもうえらい激戦になるだろう。
勝利 ひずみ 5184ドル 4番手
2位 そるじゃー 3297ドル 1番手
3位 チェシャ猫 1989ドル 6番手
4位 あっし 1665ドル 3番手
5位 モルダー 破産 5番手
6位 たろう 破産 2番手
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レーティング
1位 ひずみ 1500→1526
2位 そるじゃー 1500→1508
3位 チェシャ猫 1500→1499
4位 あっし 1500→1494
5位 モルダー 1500→1489
6位 たろう 1500→1484
加古川ボードゲーム会 王者
在位期間 防衛回数
第8代 モルダー 2012年 8月-2012年11月 0
第9代 ひずみ 2012年11月〜