独身の若い頃との差
私自身は、ボードゲームというものは、本来は学生時代の仲のいい友達グループでクローズドで定期的に集まってするのが一番いいと思っています。
若いうちは、学生時代の友達グループで頻繁に集まって、繁華街に遊びに繰り出したり、飲みに行ったり合コンに行ったり、夏であればBBQをしたり海に行ったりすると思います。
しかし30代にもなってくると、若い頃みたいに合コンが頻繁にあるというようなことはほとんどなくなってきますし、結婚して家庭を持ったりしていきます。
そういうこともあってか、高校時代の友達グループで繁華街に遊びに繰り出すということが、私の場合は激減しました。また、年齢的なところからも、たまに繁華街に繰り出しても若い頃みたいにはじけるということができなくなってしまいました。精神的にも落ち着いてきてしまったということがあると思います。
そのかわり、みんなで定期的に集まってボードゲームをするようなりました。もうかれこれ10年以上前になりますので、今みたいに色々なボードゲームがあることを当時は知らなかったので、モノポリーから始めたのですが、みんな「これ面白いな」ということで、すっかりハマってしまったのです。
ボードゲームのコミュニケーションツール性
そういう意味で、ボードゲームに限らずですが、お金があまりかからなくてみんなで集まってできるような趣味は、中年になっても仲間内で定期的に集まる理由付けになる、たいしたコミュニケーションツールになると思いました。と言いますのは、結婚して落ち着いてからは、そういうものなければ、高校時代の友達グループで定期的に集まるということはほとんどなかったように思うからです。
せいぜい、年に1回ぐらい集まって飲んで近況報告をするぐらいでしょうか。それはそれで良さがあります。いいものです。しかし、定期的に集まるということには、それとはまた別に日々の生活面において、つまり日常生活レベルで、非常に大きな効果があると考えております。
私のボードゲームの原点
だから、高校時代の気の合う友達グループで定期的に集まってボードゲームをしていたということが、私のボードゲームの原点です。
単純にボードゲームが面白いと全員が思ったからということはありますが、定期的に集まれるのであれば、私の中では別にボードゲームにこだわりはありませんでした。アウトドアでも何でもいいのです。
つまり、そのグループで定期的に集まって何かをすることに意義があったのです。今でも当会のコンセプトはそれです。ただ、何でもいいとは言っても、やはりあまりにもレベルが低ければ、わざわざ集まる必要はなく、1人で家で本でも読んでいた方がいいのです。だから私は定期的に集まることに対しては、質を高めていくということを強く意識しています。
定期的に集まって遊ぶことの効果
単に飲みに行くだけのように、何かをするというのではなく、喋ることが主体の集まりになってしまうと、結婚してからでは残念ながら月一では多く、年に1回ぐらいで十分かなと思います。カラオケやボーリングも然りです。そこまで定期的にということには私の場合はなりません。
それなら家族と過ごす方がいいのです。家族と家で過ごす何気ない日常は、非常に貴重なものです。何故なら子供はすぐに大きくなって離れていってしまうからです。その辺が独身の若い頃とは変わってしまった部分なのだと思います。また、カラオケやボーリングは、私はそこまで好きではないということなのかもしれません。
しかし、なぜかボードゲームなら、不思議と月に1回は集まれてしまうのです。飽きるということはありません。これは素晴らしいと思いました。家族との時間も素晴らしいですが、家族だけでは交友関係に偏りがあると言いますか、少なすぎると思いますし、生活の幅が狭くなりそうな気がしますし、月に1回くらいは遊べる友達がいた方がいいのです。
全員友達同士であれば、ゲームは気を使うこともなく、思った事は言えるし、非常にしやすく、盛り上がって楽しいのです。